目次
牡羊座 第4グループ(16-20度):無気力と戦って自発性を取り戻す
牡羊座の16度から20度は、影のサインである天秤座の影響を受けるフェーズです。牡羊座は本来、個人の力を発達させ、誰の評価を気にせず突き進むエネルギーを持っています。しかし、この度数帯では天秤座の「他者の意見を取り入れる性質」によって積極的な意志が揺らぎやすくなります。この影響を克服することで、より強い牡羊座としての力を発揮できるようになります。
牡羊座16度:日の入りに踊っている妖精ブラウニー

ドデカテモリー:天秤座
【シンボルの意味】
ブラウニーはスコットランドの家の精霊で、ゴブリンの一種とされる小妖精。日の入りは太陽(主体的な力)が沈む瞬間であり、活動からリラックスへの移行を象徴します。
【解釈】
牡羊座は積極的な活動によって自分を維持するサインですが、この度数ではリラックスすることの価値を学びます。能動性が低下しやすく、遊びや余暇を楽しむことにシフトする傾向があります。ただし、過度な休息は消極性を強めてしまうため、適度なバランスが求められます。
牡羊座17度:2人のしかめつらした独身女性

ドデカテモリー:天秤座
【シンボルの意味】
2人の独身女性は陰のエネルギーが強すぎる状態を示し、受容性や内向性の極端な強まりを表します。
【解釈】
16度で受容性を高めた牡羊座ですが、ここではその影響が強くなりすぎて消極的になり、状況を打開する力を失いやすくなります。ただし、内省的な力が増し、鋭い知性を得ることも可能です。想像力を使い、自分の心理や矛盾を深く理解することで、このエネルギーを有効に活用できます。
牡羊座18度:空のハンモック

ドデカテモリー:天秤座・蠍座
【シンボルの意味】
空のハンモックは、2本の樹に吊られ、主人がいないまま規則的に揺れる様子を表します。
【解釈】
17度で極端に消極的になった牡羊座は、18度でリハビリ期間に入ります。天秤座の受容性と牡羊座の能動性の間を行き来しながら、少しずつ本来のリズムを取り戻していきます。複雑なことを考えず、規則的な生活を繰り返すことで心身を強化できる時期です。
牡羊座19度:魔法のじゅうたん

ドデカテモリー:蠍座
【シンボルの意味】
魔法のじゅうたんは、現実を超えて自由に飛び回る象徴。
【解釈】
16度から18度で失われた牡羊座のエネルギーを、ここで取り戻します。牡羊座は火のサインであり、活動宮のため、自分自身でエネルギーを生み出すことが大切。この度数では、大胆な発想や想像力を活用し、現実を超越する力を得ます。根拠のない自信や誇張した話をすることもありますが、それが創造的な力につながる場合も多いです。
牡羊座20度:冬に鳥に餌をやる若い少女

ドデカテモリー:蠍座
【シンボルの意味】
寒い冬に鳥に餌をやる少女は、周囲に対する思いやりや生命力の維持を象徴します。
【解釈】
19度で自由な発想を取り戻した牡羊座は、20度で実際にエネルギーを外へ向けていきます。これは自己中心的だった牡羊座が他者への配慮を学ぶ段階でもあります。寒さの中で鳥に餌を与える行為は、困難な状況でも周囲に貢献する力を示し、成熟した牡羊座の姿へと進化していきます。
まとめ
16-20度の牡羊座は、一度消極性に陥りながらも、それを乗り越えて本来の積極性と創造性を取り戻すプロセスを示しています。
- 16度:休息と受容性の価値を学ぶ。
- 17度:消極性が極端になり、内省を深める。
- 18度:規則的な行動を通じてリハビリを開始。
- 19度:想像力を使い、自分を鼓舞して活力を取り戻す。
- 20度:自己のエネルギーを外に向け、周囲への貢献を始める。
この流れを意識することで、牡羊座は本来のエネルギーを最大限に発揮し、自己成長を遂げることができます。
コメント